blogに選挙ネタを書いてはいけないの!?

日本のネット関連法整備がいかに遅れているかを如実に表す事例。
選挙期間中、立候補者がHP等の更新に対して公職選挙法の制限を受ける、というのは有名な話だけど、解釈次第では第三者によるものであったとしても、HPやblogでの特定政党・候補者応援は×・・・らしい!?

選挙戦、ネットでの応援は要注意 書き込み、公選法違反の恐れ


 衆院選が18日公示され選挙戦が本格化する中、インターネット上のブログなどに公職選挙法違反に問われかねない書き込みが増えている。特定候補者や政党に投票を呼び掛けたり、中傷したりすると、個人のブログや会員制の交流サイト(SNS)でも違法になる。勝手連”的な善意の応援も問題となりかねず、識者から「ネット選挙の自由化を進めるべきだ」との指摘も出ている。

 公示後、政党や候補者はホームページ(HP)やブログの更新を取りやめているが、個人のブログや掲示板サイトでは選挙に関する書き込みが次々更新されている。「経済に詳しいAさんを応援して」「B党に一度政権を任せてみよう」――など。ある県警の幹部はいずれの書き込みも「公選法違反の可能性がある」と指摘する。(07:00)


(太字強調は引用者による)



へぇ〜、そうなんだ・・・と思いつつ、全く危機感を感じないのは、内容があまりにも現実離れしているから。
だって、そんなルールを厳密に適用しようとしたって、そんなの絶対に無理じゃん。今の時代、インターネット上に一体どれだけのblogやサイトがあると思っているんだろ?
それに、たとえば先のアメリカ大統領選に対するTwitterの関わりかた等、インターネットが使える国では、ネットを選挙活動のツールのひとつとして活用する潮流がしっかりと出来始めている。
時代遅れの法律に、実質、取締りなんて出来ない状況。これじゃ誰も真剣に「blog更新はやめとこう」なんて考える訳がない。むしろ、ちゃっちゃとネット社会にマッチした形へと公選法を変えた方がいいと思うよ。


民主党が政権とったら、そこんとこ、どーなるんだろうか?
ネット使うの苦手な政党っぽいし、あんまし期待はできないかw