輪番停電、始まる

東京電力管内で、いよいよ輪番停電が始まるそうで。
明日14日は都心部対象外とのことだけど、15日以降はどうなるかまだ分からない。
自家発電持ってる施設ならともかく、日中に電気を止められたら、企業は仕事になんないだろうな。
IT系の企業の中でも、首都圏で稼働中のサーバが停止する可能性をアナウンスし始めたところもあるっぽいし。まぁ、何でもかんでも東京に一極集中させたツケやね。
今後は経済効率ばかりを追うのではなく、フェイルセーフやエネルギー確保の観点からも、企業の地方分散化に意識を向けた方がいいのかもしんない。


あと、しきりにオール電化を賛美し、「オール電化は災害にも強い! 被災後、真っ先に復旧するライフラインは電力だ!」と宣っていたオール電化信者の皆様。ごきげんいかが?
「深夜の無駄な電力を使う」と言えば聞こえはいいけど、火力水力じゃ間に合わず、発電力調整の利きづらい原発にひたすら頼りまくりだったのが日本の実態。
元より余力が無いところで、オール電化も何もあったもんじゃない。
電気は何にでも便利に使えるけれど、そのぶん生産が大変で電送ロスも大きい。そんな高級(?)エネルギーを、煮炊きや湯沸かしごとき(失礼!)に使うのは勿体ないってのが、電気/ガス併用論者の主張。
ただ熱を起こすだけならガスや灯油で十分。これを期に、もういちど暮らしと電気の在り方を見直すべきなのかもね。