ブレる民主党。いや、ブレるというよりは二枚舌?

お盆もUターンラッシュということで、高速道路は大混雑中。クルマで長距離帰省中の皆さん、本当にごくろーさんです。
ウチはこうなる事を見越して、7月中に帰省済ませたからいいものの・・・そりゃ、あーた、高速道路\1,000で走り放題だったら、みんなクルマで出かけまっせ?
ウチなんか大阪〜青森間で、通行料、軽自動車割引でも片道2万円チョイ。それが近郊区間入れても片道1,700円だかんね。この為だけにわざわざETC車載器つけても、それでもまだお釣りが来ちゃう。
そういう意味では、非常にありがたい特別割引だけど・・・帰省時期の混乱ぶりは、やっぱり、ねぇ?
一般ドライバーも辛いだろうけど、長距離トラックの中の人とか、職業ドライバーさん達は本当に「やってらんねー!」な気分なんだろうなぁ。


とまぁ、そんなニュースが気になって、何となく高速道路・休日割引関連の話を見て回っていたら・・・あらら、民主党岡田克也幹事長、マニフェストには高速道路無料化を唄っているにも関わらず、記者会見では「われわれはもともと首都高速阪神高速は無料化するつもりはない。無料化したら混乱が起こることは分かり切っている」と述べられたそうで。
あー、またも修正。またも言い訳。一体どうしちゃったんでしょうね? 麻生首相以上に、ブレブレのブレまくりじゃないですか。
ほんの数日前のニュースで、マニフェスト修正」「これを最終版として」と報じられたばかりなのに、こいつはちょっとイタダけませんぜ? 以下、参考として。

民主マニフェスト5か所修正…要望や反発受け

 民主党は11日、衆院選政権公約マニフェスト)の「修正版」を発表した。

 7月27日に発表したマニフェストを計5か所修正し、全国知事会などが要望していた「国と地方の協議機関」の法制化を明記したほか、農家などの反発を受け、「米国との自由貿易協定(FTA)締結」との部分を「協定の交渉を促進」と改めるなどした。同党は「修正版」を最終的なマニフェストと位置づけ衆院選に臨む。

 子ども手当支給の「代償」となる配偶者控除の廃止について、与党から「負担増となる世帯が増える」と批判されたことを受け、「公的年金等控除拡大・老年者控除復活を実施するので、配偶者控除を廃止しても、年金受給者の税負担は軽減される」と反論する文章を盛り込んだ。前回のマニフェストにはなかった「経済成長戦略」を追加し、「家計の可処分所得を増やし、消費を拡大する。内需主導型へと転換し、安定した経済成長を実現する」などと加筆した。


 ◆民主党マニフェストの主な修正部分◆


 ▽特定扶養控除、老人扶養控除などは存続。配偶者控除廃止後も年金受給者の税負担は軽減

 ▽国と地方の協議の場を法律に基づいて設置

 ▽「日本経済の成長戦略」として、子ども手当などで消費を拡大。農林水産業、医療・介護分野で雇用を創出

 ▽「米国との間で自由貿易協定(FTA)を締結」との表現を「FTAの交渉を促進」と変更。「食の安全・安定供給、食料自給率の向上、国内農業・農村の振興などを損なうことは行わない」と追加


(2009年8月11日20時29分 読売新聞/太字強調は引用者による)



寄り合い所帯の民主党は、党内での意見の統一が難しく、しばしば幹部クラスが公約や党方針からブレた発言をするという、いわゆる「二枚舌」状況が発生してしまう*1
野党のうちは、それでもまぁ良かったんだけど・・・果たして、ここまでコロコロと主張を変える政党に、政権運営が務まるのかどうか。
正直、私は不安です。
いや、もともと自民党びいきだったという立場を割り引いたとしてもね、今の民主党のドタバタぶりは、見るに耐えんのですよ。
政権交代」の欲目に溺れて、何か大切なものを忘れちゃってやいませんか?
ポーズだけ立派な連中に内閣を渡して、結果、旧社会党・村山内閣の二の舞になりました・・・なんてオチは、正直、勘弁していただきたいです。


それでもやっぱ、人気あるなぁ>民主党
自民党が比較的有利と言われていたニコニコ動画でさえ、入り口(笑)調査、民主党がかなり押して来てますねぇ。


D

*1:しかもその二枚舌を、意図的にやってるフシもあるからズルいんよね。「アレはあくまで○○氏の見解であって、党の基本方針に変化は無い」みたいな感じで。