どう見ても天下りです

tonapa2009-10-21

日本郵政の新社長に、元大蔵次官/現東京金融取引所社長の斎藤次郎が内定とのこと。
ニュースで名前を聞いただけでは、正直「誰?」って感じ。
どんな人物かとググってみた印象は・・・やり手ではあるんだろうけど、裏でゴソゴソと陰謀を働きたがるタイプの、典型的なキャリア官僚タイプ。能力はともかく、人としてはあんまり信用できないっぽいなぁ。


ま、それはさておき。


いまさら指摘するまでも無いことだけど、民営化された日本郵政に退官した元官僚がポストを得ることは、客観的に見て立派な天下りだと思うんだけどね。
脱・官僚を掲げていた民主党の二枚舌がここでも炸裂ですか。
政権交代からこっち、こんな話ばかりなもんでもうウンザリ。支持率もジワジワと下がり始めているし、馬脚を現すとはまさにこの事かもね。


ちなみに今回の人事、決めたのは亀井金融・郵政改革担当大臣だそうで。


天下りではないか」と記者会見でツッこまれた平野官房長官は、マトモに反論できなかったみたいだし、鳩山総理も「日銀の時とは事情が違う」「退官から既に14年経っている」と必死のフォローを続けつつも、「(亀井から)話があった時は驚いた」と本音もポロリ。
つまり総理自身も、最初はこの人事を天下りじゃないかと感じたって事だよね。うん、それが正常かつ普通の反応。それを敢えて押し殺し、必死で誤魔化しの言葉を並べている方が異常なんだよ。
鳩山総理をしてそこまでさせる理由は、斎藤元次官の陰謀仲間、小沢幹事長に対する遠慮だろうか? 亀井氏は小沢氏の関与を全否定してたけど、デタラメがバッジ付けて歩いているような亀井静香の言うことなんて、まず信用は出来ないしなぁ。
民主党政権発足から一ヶ月超。しがらみが無いのが新政権の売り、だったはずが、蓋を開けてみれば内にも外にも、自民党も顔負けのしがらみだらけ?