国旗切り裂き事件・民主党の反応

8月18日付けの当blogコメント欄に寄せられた、よし坊さんの「こんなことが行われたという事実を知って、民主党の議員からは意見がでないのかな？ということが素朴な疑問なんです。」について。


うん、私もそこんとこが気になるっス！


という事で、ザッと事後の民主党関係者の反応について言及されている記事を追って見た・・・んだけど、やっぱし反応、少ないねぇ。
臭いものには蓋、というか、触らぬ神に祟り無し、というか。
党の公式ページが大慌てで画像を消去し、知らんぷりを決め込もうとしたほどの大騒動だから、民主党議員・候補の人たちとしては、ちょっとしたタブーになっているのかも。
騒動の当事者である民主党・鹿児島県連ですら、

これに対し、民主党鹿児島県連の事務局長は、「党首がわざわざ言うことなのかなという思いはします」と自民党側の対応に首をかしげる。

なんて、最後っ屁かましつつも「大した問題じゃない」的な逃げを打っている状態だからねぇ。
ちなみに、この“事務局長”と同一人物かは分からないけど、現鹿児島県連代表・川内博史氏、および、公式ＨＰ上にblog紹介のある幹部計４名で、今回の騒動に触れた記事を書いている人は現時点でゼロですは。
いちおう紹介URLは引っ張っておくけど・・・読む価値は無いので、あくまで参考程度に。


県連代表 川内博史氏
正々堂々blog


常任幹事 打越明司氏
http://www.u-akashi.com/blog.htm


常任幹事 皆吉稲生氏
みんなよし！ブログ


常任幹事 綱屋信介氏
http://www.s-amiya.jp/blog/


次、中央。
こちらもニュースで報道されている以上の情報は見あたりませんな。
麻生ＶＳ鳩のやりとりの後の動きとしては、岡田幹事長が騒動の元となった候補者に「口頭で」厳重注意した、という件ぐらい。
処分だの党としてのアレだのコレだのという動きは、その兆候すら見えてこない。

国旗で民主マーク、鹿児島の候補者 出陣式でおわび
特集 2009衆院選


　鹿児島県霧島市で今月８日開かれた民主党の立候補予定者集会で国旗を縫い合わせて作った同党のマークが掲げられた問題で、この候補者は１８日、出陣式で「国旗の使用方法としては不適切で深くおわびする」と謝罪した。同党の岡田克也幹事長も同日、候補者に口頭で厳重注意した。


（〜後略〜）


（※太線強調は引用者による。）

あーあ、ここまで徹底して逃げを打たれてしまうと、どうしようも無いね。
民主党議員自らが本件をどう感じ、どう受け取っているのか。それが分からない限りは、せ


書いてる途中で色々とググっていたら、ひとつだけ見つけた。
民主党・東京都議の土屋敬之氏が、自らのblogで今回の騒動についてキッチリ言及してくれていた。
ちなみにこの土屋氏、民主党内に居ながら、バリバリの右寄りらしいｗ
その華々しい活動ぶりは、ウィキペディアに詳しいので、引用記事と併せて参照されたし。


wikipedia:土屋敬之

国旗を刻んだ不逞の輩


何と、国旗を刻み、我が民主党の党旗を作成した国賊が出現した。
当然、鳩山代表は陳謝し、候補者も陳謝したが、国旗を国旗と思わない人間が支援部隊にいると言う事は明らかだ。


（〜中略〜）


世界のどの国に、自国の国旗を侮辱する国があるか。以前書いたが、フランスなどでは、国旗侮辱罪がある。フランスがアフリカを植民地にしたからと言って、謝ったことなどないし、三色旗を「侵略のシンボルだ」と言う国賊的フランス人はいない。
全世界約200カ国、自国の国旗に敬意を払っている。
それが常識だ。


（〜中略〜）


大体、国旗を侮辱しておいて、謝罪で済むわけはない。そんな人間が候補者と言え国会議員になる可能性があるとは、そもそも心構えが間違っている。
候補者を辞退し、謹慎するのが筋と言う者だ。


（〜中略〜）


そもそも、民主党は国旗に賛成なのか、反対なのかこの際はっきりすべきだ。
代表の話からすると賛成のようだが、日教組などは反対。

国旗に反対するよう世界にまれな、そして、北朝鮮を過去賛美して来た組織が政権の中に入るなど排除すべきだ。

代表は愛を説くが、相手は「確信的革命家」だ。そんな連中にいくら愛を語っても、新宿のホストに愛を語る、クラブの彼女に愛を語るのと同じでムダだ。まあ、どちらも立派な職業だから例外はあるにはあると思うが・・・それはあくまでも例外。

国旗は国の象徴。今、若者の間で戦国武将が人気だが、その家紋は武門の象徴。それを汚されたとなると刃傷になっても当然だ。

私は国旗を事務所に掲げて選挙を行う。演説でも国旗、国歌の大切さを説く。日教組は悪性腫瘍だと例を挙げて演説をする。
それでも「土屋は筋を通す議員だ」と約5万人の人が投票してくれた。

少なくともその８割りは、私の12年間の街頭演説、政策ビラを見ている。
ある時エレベーターで、「日に丸を押し付けるんですか」とか何とか無礼にも名前も名乗らず捨て台詞をはいた「おばさん」がいた。
答えは簡単、「尊重するのは文化人として世界の常識だ」

それが世界の常識であることが分からないのは、海外に行ったことがないのか、本を読んだことがないのか、朝日新聞と赤旗しか読んでいないのかのどれかだ。

試しにアメリカに行ってみたらいい。息子の誕生日にも星条旗を掲げる。かつて、フィリッピンを侵略し、ハワイを侵略し、メキシコを侵略、わが国を戦争に追い込んだ国がだ。

もちろん、民主、共和党の大会に「赤旗」なんて、博物館にあるようなものはない。
あるのは星条旗。

それが、「二大政党」の「政権交代」というものだと言うことを国民はしっかり認識すべきだ。
自国を愛せないものに、「愛」のある政策なんて　とてもとても・・・でしょ！


（※太線強調は引用者による。）

・・・いや、すごい。民主党内にも、こういう人がいるのか。
寄り合い所帯であることは理解してたけど、これはかなり強烈。
目からウロコで非常に感心する反面、ここまで方向性がバラバラの人たちが集まって、それで党としての纏まりを維持できるのかどうか、ちょっぴり不安になったりもして。


まーしかし、民主党議員・候補の皆さんには、この土屋氏を見習っていただき、もっともっと自分の思うことを発信していただきたいですな。
いくら公職選挙法の壁があるとはいえ、綺麗事とヤラセ美談の記事では、読んでて全く面白味が無い。
あれじゃ自民党のジィサマ議員どもが、後援会に頼んで「形だけ」作らせたblogと大して変わんねーよ？
本気で政権交代狙うのなら、もっと本気で情報発信してきて欲しいよ。


備忘録代わりの追記。
２ちゃんねるでは下火になりつつも、まだ祭りは続いているみたい。以下、まとめサイト。


民主党国旗切断まとめ - アットウィキ
http://www12.atwiki.jp/mnskokki/