「ちょっと聞いていい会」における偏向報道

tonapa2009-08-25

既にマスコミ各社より報道されている、麻生首相の「金ないのに結婚するな」発言について。
痛いテレビさんのエントリーで、その偏向っぷりが分かりやすく紹介されていた。
以下にリンクを張っておくので、詳細はそちらで参照されたし。


痛いテレビ : 麻生「金ないのに結婚するな」ビフォーアフター


ネット上で見かけた表現では「首相の“結婚するな”発言に、学生達が凍り付いた」というようなものもあったが、実際にはそんな雰囲気は感じられず、むしろ首相と学生とが膝をつき合わせて*1、和気藹々とした空気の中で話しが進んで行くような印象を受ける。
また話の内容も、メディアが報じているような否定的なニュアンスはない。首相というよりは、家庭を持つ一人の大人、人生の先輩として、一般論を説いているような・・・そんな内容である。内容が合っているかどうか自信は無いが、私なりにまとめれば、こんな感じ。


金銭的に苦しいと結婚できない、という意見には一理あるだろう。
が、結局は人それぞれなのではないか。
自分のように金持ちではあったが、晩婚の人間だっているのだから。
結婚生活には「生活してゆける自信」や「互いに尊敬し合える」ことが必要だ。
しかし、しっかり働き稼ぐこと無くして、別のことで相手の尊敬を得ることは非常に難しい。
故に「結婚は稼げるようになってからした方がいい」という意見については、自分も全くその通りだと思う。


麻生首相は意見を押しつけているのではなく、世間一般に言われている結婚観について、「そりゃそうだよな」と同意しているだけである。
にもかかわらずマスコミ各社は、その辺りのニュアンスを全く伝えないどころか、真逆の意味すら付与して首相を叩いている。
これを偏向報道と言わずして何というのか。

学生を前に喧嘩売るようなこと言うはずがないだろうに。


12日の党首討論自民党が地上波にノーカット放送を求めたのも、こうした偏向報道が行われると予測してのことだろう。
この時はニコニコ動画がノーカットで放送し、名を上げた。
アメリカを含めた普通の国では、党首討論がノーカットで放送されるのが当たり前。


ところでどの報道を見てもイベントの名前が無いのだが、マスコミに公開されている公開イベントにもかかわらず、なぜ記載しないのだろう。
ネタ元がわからないと、発言の真偽がつけにくくなってしまうではないか。


(太字強調は引用者による)



マスコミの偏向報道は今に始まったことではないけど、今回の衆院選絡みではその酷さが特に際立っているように思える。
バイアスかかりまくりの記事で政権交代を誘引し、果たして彼らは何を為そうと言うのか。


「ペンは剣より強し」、ではあるが、今彼らが握っているペンからは、剣よりも生臭い“なにか”が臭いたってきそうだ。

*1:事実、部屋にパイプ椅子を並べての座談会的イベントのため、双方の距離は数m程度である。