巷に流れる、変な擁護論

tonapa2009-10-16

最近、テレビやネットで良く聞く言葉。
自民党は50年、民主党はまだ1ヶ月。まだまだ不慣れなんだから、もうちょっと長い目で見るべし」と。
う〜ん、言いたいことは分かるけど、政治は大人の仕事だからね。
プロフェッショナル・ビジネスの世界で、経験不足なんて言い訳、通用するわけ無いじゃん。やると言ったからには、やらねばならない。出来なかったら批判されて当然。でしょ?


民主党に期待し、これを擁護しようとする気持ちは理解できるけど、政権取ったからには、もはや判官贔屓は無用。批判されるのが嫌なら、大言壮語を避け、もっと現実的な路線で選挙を戦えば良かったんだ。


「経験不足で資金繰りに失敗、会社を倒産させちゃいました」
「経験不足で処置に手間取り、患者を失血死させてしまいました」
「経験不足で原稿がなかなか進まず、締切り破っちゃいました」
「経験不足でなかなか注文が取れず、今月、自己申告した売上げを達成できませんでした」
普通に考えて、どれも許されるような話じゃないよね? 日本の舵取りだって一緒。経験不足なんて言い訳、何の擁護にもならないよ。


幸いにして現政権の閣僚から、ここまで露骨な言い訳は(まだ)出てきてないけれど、彼ら自身が“理屈”では無く“言い訳”を口にし始めるような自体になったら・・・そこが民主党政権崩壊への出発点になると、私はそう信じてる。