ネット選挙も良いけれど

まずはニュースソースから。
ネット上での選挙活動を是認する方向で、公職選挙法改正の動きが本格化し始めているそうで。

ネット選挙運動、HPとブログ更新で合意…与野党


与野党の政策担当者らで作る「インターネットを使った選挙運動の解禁についての各党協議会」は28日、投票前日までホームページとブログの更新を認める公職選挙法改正案の運用指針を正式に決定した。
運用指針は、認められるネット上の選挙運動として、〈1〉政党や候補者の演説会の映像を流す〈2〉秘書らにホームページの開設や更新を代行させる――ことなどを挙げた。選挙期間中に候補者が簡易投稿サイト「ツイッター」を利用することなどは、自粛するとした。指針は、法的な強制力はない。
(2010年5月31日 読売新聞)



更新OKなのはHPとblogで、Twitterや、ニュースには書かれてないけどメルマガとかはダメらしい。
ダメな理由ははっきりしないけど、ひょっとすると失言&炎上対策かな?
是非の分かれ目は、後から消去して、発言を“無かったこと”にしちゃえるか否か、だったりして!?
メルマガは一度送信しちゃうと後から消去できないし、TwitterもRTやQTで一気に広まってしまったら、もうどうしようも無いからね。
そういう意味では一見進歩的なようでいて、実は随分と後ろ向きな要素を孕んだ法改正なのかも知れないけれど、ま、及び腰ながらも双方向メディアの利用に打って出たその姿勢については、いちおう評価すべきでしょう。
特に活動資金や知名度に乏しい若手候補にとっては、またと無いチャンスになりそうだしね。


ただ、たとえHPやblogであっても、炎上する時は炎上しちゃうからなぁ。特にblogは、コメ欄やTrackBackでバトルが始まったら、全く収拾がつかなくなるし。
せっかく選挙活動が始まったところで、コメ欄閉鎖、TB禁止、都合の悪い記事は即削除*1〜の嵐ではツマラナイよ。


候補の皆さんはいつも以上によく考えて、炎上に備えつつも慎重な選挙活動をお願いしますよ。
こちらも手ぐすね引いて、皆さんの活動開始を心待ちにしておりますので。うしししし

*1:そういう意味では、『ウェブ魚拓』とかの存在意義って大きくなりそうだな。まだまだITが儲かると考えている投資家の皆さん、次のトレンドは魚拓かもよ!?w