森博嗣は『すべてがFになる』を読んで以来の二冊目。 淡々とした文体で虚無感たっぷりに紡がれて行くカンナミ達の日常が秀逸。この下地があってこそ、ラストシーンに強い感情的共感が生まれるのだと思う。 ああ、誰かが誰かを殺す理由のひとつって、案外そん…

ちょっと前のエントリーで最高裁判所裁判官国民審査について触れたせいか、これをキーワードにして当blogを見に来てくれる人がかなり居るみたいやね。 ただし、その人々の多くが、and条件に「評価」とか「判例」とかを付け加えてたりして。 あー、みんなが求…

・・・かなりどうでも良いことだけど、自民党も民主党も、どっちもＣＭのＢＧＭは人の声で「ウォウォウォ〜」*1なのね。 人の心を瞬間的に捉える力は、どんな楽器の音色よりも人間のコーラスの方が勝っている、という話を聞いたことがあるけれど、両党ともに…